Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

夢にまで見た殺人事件・プロダクトノート

今日はhttp://ncode.syosetu.com/n4334dc/のあとがき的なにかです。
探偵ランサの第二弾です。
ミステリにあたっての所信表明アレコレや主人公らについては前回のUFOのための殺人で書いたんで、
今回は純粋に作品について。
野暮ではありますが、試行錯誤の真っ最中なんで文章にして考えをまとめるという狙いもあります。
さて、創作するにあたってどこをアイディアのスタートにするかというのはあると思いますが、
今回は夢の中で殺人事件が起こったのを探偵が解決するというアイディアがはじまりでした。
まさに不可能犯罪
しかし基本的にオカルトやSFトリックは避けるという方向のため、犯罪には表に出てきてもらわないといけません。
ランサが愚痴っていたことをまず自分自身が愚痴っていたわけです。
これに限らず、探偵は後から来て事件について自慢気に話すだけでいいですが、
事件を起こす方はそうは行きません。
探偵のためにお膳立てをしてやらないといけないわけです。
ひとまず探偵が被害者を探すためのヒントとして服装を用意することにしました。
赤いパーカー白い帽子緑のリュックというやつです。
これが決まれば次はそれを探偵がどう捕まえるかです。
実際には現れればすぐ捕まるものですが、それだと話が進まないので障害を考えないといけません。
それが同じ格好をした人間が大量に現れるというものでした。
最初は犯人側がこれを仕組む予定だったのです。
しかしそれだと分量的に探偵が犯人にたどり着くまでの障害が大きすぎるということになったのでボツに。
しかし絵的な派手さは捨てがたかったので探偵側がそれを起こすことに。
そして事件が決まりました。
後は犯人と被害者をでっち上げて、全てを繋げば完成です。
口で言うのは簡単ですね。
そんなわけで、これが今回の事件が出来るまででした。
シーンのインパクトだけで突き進んだ感があるのは否めませんな。
次回はもっと事件そのものを練った本格的なやつにしようと思うのですが、
掌編なんかもいいかもと思い始めて果てさてどうなることか。