Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

非実在カッパの告発・プロダクトノート

お待たせしておりますhttp://ncode.syosetu.com/n1502dd/のプロダクトノートです。
探偵ランサのシリーズ4作目です。
いやはや今作は難産でした。
そして難産の割に(難産ゆえに?)反響がイマイチなのも悲しいところ。
愚痴とネタバレな感じなんで、それでもよければどうぞ。



今回のコンセプトで決まっていたのは、真実の形でございます。
カッパは実在するのかしないのか。
ではそのカッパの逸話自体は実在するのか。
それは誰が決めるのか。
真実を暴くのが探偵の仕事なら、こういった虚構にも立ち向かってもらいたい
というのが根底にありました。
とにかく、どこもかしこもウソまみれな話です。
そもそも妖怪であるカッパ自体がだいぶ虚構なのに、
そのカッパの伝承を都合よく捏造するという荒業。
しかもそれを最終的に不正を暴きたかった
という嘘で覆い隠すというのだから恐ろしい。
そんな流れの中、なにも疑わない愚かで無邪気な配信者くんをいいように利用する嘘付きが
語られなかった真実でドツボにはまって探偵に負けるという流れですね。
元々はさらに被害者が別にいて、配信者くんが容疑者になって大変なことになる予定でしたが、
さすがに筋がこんがらがりすぎるんでボツ。
今の形になりました。芹田くんは犠牲となったのです
そんなこんなでどうにも回りくどい話になってしまったのは反省点ですね。
前作のhttp://ncode.syosetu.com/n7279dc/に比べてポイント等が伸び悩むのもその辺が原因かしら。
あとユリナが便利な舞台装置程度になってしまったのもなんとかしたいところです。
この作品はあくまでランサとユリナのバディものという意識ですので。
とはいえ、次回作は三月頭になる予定。
カクヨム用の小説も書かないといけないのよね。
そちらもよろしくお願いします。