Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

魔王病プロダクトノート

で、そんな魔王という名の現代病と、その特効薬について書いているときに考えたことについて述べてみます。
とにかく、元は小説であるがマンガになることを前提としているわけです。
そこで意識したことが三つ。

  • 漫画原作であることを踏まえてのビジュアルの絵的な面白さ

制服でなく、さりとて普通のファンタジーでもなく。
その結果として選んだのが制服の上から鎧などを着せるというプランでした。
現代かつ異世界感が出て非常によろしい。レイアース言うな。

  • 青臭くも愉快なキャラクター造形

しょうもないことで悩んだりキャッキャする青臭さを前面に立てるキャラ達である。
高校生の狭い世界の楽しさと息苦しさとしょうもなさをダンジョンと魔王病によって引き立てるのが狙いですね。
ありそうで遠い楽しげな雰囲気を出したかったわけです。
特に鬱屈とした他のキャラと負けを知らない土谷の屈託さの対比がお気に入りです。

  • ストーリー展開で場面で背景や見栄えが変わる

妹を引っ張ってなかなか出さないこと。キャラを小出しにして立てること。その度に場所も変えること。
マンガに限りませんが、そういう切り替えを意識してまさに場面転換をおこなうようにしたのです。
一話読み切りか、もう少し長くなるのか。その場合の切りやすい場所も考えての進行となっております。
とまあ、そういうことをかなり意識して書いたことが、結果として編集部の拾い上げに繋がったんじゃないでしょうか。
たぶん。
そんな感じで書いたりしておりました。