Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

鏡の外

いつもの犬の散歩コースを、今日はなんとなく逆に行ってみた。
するとそこは、いつもとはまったく違う道となった。
不思議な不安と初めての道という意識が、
俺の中にわき上がってくる。
考えなくともわかる当然の事だが、
その道は実はなんて事のない、いつも通っている道なのだ。
ただ反対から歩いただけで、それはいつもと違う新鮮さを持つ。
道に限らず、何事もそうなのかも知れない。
ただ、視線が同じなだけだから、いつもの風景なのだ。
たまには視線を変えることも、新鮮さのためには必要といえる。