Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

叩いただけでは始まらない

どこにでも、どんな場面にでも見られる光景だが、
自分の気に食わない物に何かしらの理由を付けて叩いて、
議論をしているつもりになっているのが見られる。
おいおい、それは議論じゃなくてただの愚痴だぞと……
もちろん、ガス抜きなど愚痴の効能は否定しないが、厄介なのは、
それで本人が建設的な議論をしているつもりの時である
つまり彼はただ自分の不平不満を述べているにしか過ぎないのに
本人は議論として他人を説き伏せようと考えているのである。
だから自分の意見が否定されれば苛立ってさらに激しく捲し立てるし、
他人が聞く気を持たなければ何とかして議論の場に上げようとするのである。
だが、結局結論は彼の中では完全に決まっており、
それを否定されればひたすら不満だけをまき散らす。
個人的には、気に食わない物があるならば、
議論などという見た目のよい物に偽装せず、
素直に愚痴った方がよっぽどいいと思う。
愚痴を聞かされるのは愉快な物ではないが、
議論に偽装した愚痴をふっかけられるのはもっと酷い。
ただ、本人は無自覚でそれをやっているのがタチが悪いんだよなぁ……