Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

佐藤琢磨雑感@フランスGP

誤解と批判を恐れずに言えば、
佐藤琢磨はF1チャンピオンになれる器ではないと思う。
フランスGPでのオーバーテイクのミスを筆頭に、
これまでもたびたび見られたアグレッシブさゆえのミスが、
チャンピオンを狙ううえで、彼の弱点となっている。
さらに、同僚のバトンと比べてもマシントラブルが多いのは、
運も多分にあるだろうが、琢磨のスタイルも無関係とは言えないと思う。
率直に言って、琢磨をまだ成長途上という名目で擁護するのは不可能だろう。
現に、アロンソF1ドライバーとしてのキャリアはほとんど変わらないのに
琢磨とは安定感が段違いである。*1
今後琢磨が安定感抜群の走りを身につけるとはあまり考えにくいし、
彼のスタイルが変わるとも考えにくい。
だが、しかし、もし俺の仮説が正しいとしても、
琢磨のF1ドライバーとしての価値が落ちるものではないし、
俺が琢磨の応援を辞めるわけでもない。
佐藤琢磨F1ドライバーとしての資質は充分に備えているし、
応援するだけの価値は充分に持っている。
彼のアグレッシブさとアタックは現在のF1の中でも光っていると思うし、
日本人ということを差し引いても、個性派ドライバーとして充分な存在感がある。
あとは一発の速さをもう少し磨いて予選順位を高くできれば、
その存在はさらに際立つだろう。
しかし、願わくば、俺の予想がまったくもってハズれ、
琢磨がF1チャンピオンを獲得する日が来ることを……

*1:そもそも、アロンソミナルディ時代から高いレベルの安定感を持っていた