Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

自分を晒け出すこと。或いは自意識過剰ブログの弁解

[id:SNMR:20050316#1110949774]より

ブログが自意識と言うか自慰的なものであるとの認識は
ブログ開始以来変わっていない。
何だかなあ。とにかく、自分アピールしちゃいます系のブロガーは、
その行為の痛々しさを少しは自覚し、十分に用心した方がいいと思う。
あんたがたのやってることは、
公衆の面前で(検閲削除)しているのと同じですよ。

気持ち悪いといえばもちろん気持ち悪いだろうし、
見ていて気分のいいものでもないだろう。
そして当然、このブログもそういった類のものである。
じゃあなんで、そこまでして人が不快になるようなことをしているのか?
結局、自分を誰かに知って欲しいんだろうなぁ……
でも、街で知らない人にいきなり愚痴を言うわけにもいかない。
それじゃ本当に頭がどうにもならない人だ。
これが俺の個人的なブログを書く理由。
ではなぜ、ブログではそんなことが出来るのか?
道と同じ、公共の場ではないのか?
個人的には、ブログは現実の公共の場とは違うと思う。
なぜなら、読者には読まない自由があるから。
不快なら読まなければいい。それだけ。
現実世界だと往々にして、愚痴を語りかけてきた奴に対して、
何かしらのアクションを返すことが求められる。
無視であったり、
拒絶であったり、
夕食でも考えながらの気のない相づちであったり……
しかしブログの場合は、
書き手がどれだけブログ内で
読んでくれ、俺の愚痴を聞いてくれ
と主張したところで、
魅力がなければ一瞥くれただけで去っていく事が可能なのである。
そしてそれもまた、ブログの魅力であると思うし、
インターネットに与えられた自由だと思う。
見ない自由。無視する自由。
まあ、俺にとってブログ(というか、Webスペースそのもの)は、
チラシの裏にしかすぎんと思うわけですよ。
掲示板なんかだと情報の密度が要求されてて、
それこそ自分語りはチラシの裏に書いてろとなるわけだけど、
個人的に書いているブログなんてもんに情報の密度を要求するのは、
少々ブログに過剰な期待を寄せすぎなのでは?
と思いますな。チラシの裏の落書きに何求めてるの?

補足

色々言ってきたものの、俺の主張には様々な穴がありますな。以下補足

ごもっとも。
自己主張肯定派の俺ですが、
宣伝行為にはあまりいい印象はありません。
印象としてはストリートミュージシャンみたいなもんか。
*1がよければ聞いてくれるし、下手くそなら無視される。
聞くに堪えない歌のくせに客の文句に噛み付くなら、
それはストリートミュージシャンとして終わってる。
もう道で歌うのはやめとけと。
そんな感じ

  • コメントでの書き手に対する攻撃性は?

これも個人的にはどうかとは思うけど、
チラシの裏を読まれた時のリスクもまた、
仕方ないことのような気もする。
基本的にこのチラシは出しっぱなしなんで、
人に読まれるのは覚悟の上ですな。
それが嫌ならチラシをしまうことも出来るし、
特定の人にだけ見せることも出来るわけで……*2
まあとはいえ、読者の方も最低限のマナーは守ろうなとも思う。
机に無造作に置いてあったからって、
人の日記を勝手に読んで説教をするのはどうかと思うぞ、母よ。

  • 固定読者、いわゆる常連の期待にはどう応える

実はここが一番難しい問題だったり。
悪い形で彼らの期待を裏切ると、
最大の味方だった彼らは最凶の敵になる可能性もあるわけで……
まあチラシが一人のものでなくなったことは喜ばしい事のはずなんで、
とりあえず喜んでおきましょう。
ここに関しての答えは保留で

まとめ

他人は所詮そこまでして読んでないから好きなこと書いてよし。
少なくとも俺のスタンスはそう。
そしてそんな事を主張している俺は、
そのくせ今日も道で歌うストリートミュージシャンなわけで……

*1:ここではブログの内容か

*2:プライベートモード等