Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

真実アレコレ

http://d.hatena.ne.jp/char819/20060712/p1について。

「正しい」ってのは制約とか前提とかそういう環境が決めるだけで
誰の目に見てもというのはないのかなぁ、と。

誰の正しい がbetterであるか、なんじゃないかと。
まぁ、僕は自分の正しいをほぼ信じ込んでいるので(笑)、
多くの場合、相手をねじ伏せてる気がします(ぉ。
マスコミとは真実を伝える媒体でなくて、誰かの伝えたい形で
リリースされる媒体だという認識を、頭の片隅にはもっていないと
あかんと思います。(が、そういうことは当然マスコミは言わないわけですが。)

まあ時効なんでネタバラシしますが、あの時の話題はそんなに深刻な物でなく、
ジダンの頭突き問題についてでした。
個人的には、あの時のジダン神格化に疑問を持っていたんですが、
なかなかそれも言い出せず、下手に何か言えば白い眼で見られるわけで……
色々見ていればジダンがキレやすいのも
マテラッツィがああいう口撃をよくするのもわかったわけですが、
まるでジダンが完全な被害者で悲劇のヒーロー、
マテラッツィは悪魔のような卑怯者という風潮を作り出して、
そこに何も知らずに乗っかっている人間との軋轢に嫌気が差して
ああいうエントリになったわけです。
つまり、自分の正しいこと=キレたジダンが悪い
相手の正しいこと=酷いことを言ったマテラッツィが悪い
となるわけで、この溝はなかなかに埋まらないわけです。
こちらの主張を突き通して、この程度のことで仲違いするのも嫌だしね。
まあマスゴミが都合のいいことしかいわないのは、今回の代表監督の件で
散々、延々と、嫌になるほど味わいましたが、
問題なのはそれにすぐ乗せられてしまう、
情報の少ない人との関わり方なわけでして……
たとえば、ジェフとオシムの関係をある程度でいいので理解している人が
はたしてどの程度いる事やら……
それでも、その人達にとっては、
ジェフを強くした名監督が代表監督になった。が真実なわけです。
そしてそれが、俺には非常に腹立たしいわけで……
もちろん、その逆に、自分も知らないこと、見えてないことに気が付かずに、
一つの事実の半分ぐらいを真実と思っていることも多いわけで……
この足りない真実を埋めるのは、一体どうすればいいんでしょうね。