Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

あらすじと感想と批評と書評

小学生のころ、いやいや読書感想文を書いていて、
結局は、あらすじを辿るだけのいただけないものになっていた。
そんな記憶は誰にでもあるはず。
だが、今の世の中には、頼まれてもいないのに、
自分が思ったこと、考えたこと、読んだ本の感想なんかを書いて
公開している人のなんと多いことか!*1
で、その中で、小中高12年間でちゃんと読書感想文を書いてきた人は、
いったいどれくらいいるのだろうか?
……おそらく、半数にも満たないだろう。
なぜあんなにも苦痛だった読書感想文と同じ事を、今は自分から進んでしているのか?
やはり、読書感想文は強制されている事が大きいのだろう。
さして興味もない課題図書、
読む人間はせいぜい教師一人か二人、
しかもロクに反応も返ってこない。
これでモチベーションを上げろという方が無茶である。
読書感想文をしっかりと書けていたのはおそらく、
教師を楽しませたいと考えていた、先生と仲の良いエンターテイナーか
本が面白くて、それを伝えたくて伝えたくてしょうがない本の虫ぐらいだろう。
では、今はなぜブログではそれが出来るのか?
やはり、伝えたいという欲求とそれに対するダイレクトな反応、
そしてなにより、自由であることだろう。
読書感想文には自由は少ない。
課題図書であったり、学校課題であるための自主規制であったり、文字数であったり……
では逆に、それらの要素を解決すれば、読書感想文は皆進んで書くのだろうか?
正直、それはわからない
まあ、成長して自分とその周りを冷静に見られるようになったってのもあると思うよ。うん

*1:もちろん、このブログもそんなものの一つな訳だが