Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

タイヤ問題

結構巡回先でも色々な意見も出てますし、
少し自分自身も考えも落ち着いてきたのでちょっと考えてみました。
結局、アメリカGPというミクロ視点で考えると、
ミシュランの開発ミスが悪いということが出来るし、
シーズンを通したマクロ視点で見れば、
過剰かつ一方的なタイヤ競争*1を強いたFIAの側の問題とも言えると思います。*2
前者は安全性を確保できなかったことを責めるわけではなく、
限界値を見誤った代償と考えています。
現にブリヂストンは問題無しだったわけですし……
まあ、そこに至るまでにはいくつかの問題があるわけですが、それはマクロのほうで。
結局ミシュランはギャンブルに大外ししてしまったんでしょう。
ただ、ミシュランの行ったいくつかの抗議と提案、
そしてレース棄権は懸命な判断だったと思います。
で、次にマクロ視点。
今シーズンのルール改正は、
当初からいくつもの問題が指摘されていたわけです。
現に予選方式はシーズン途中で元に戻っていますし。
タイヤの交換不可、1レース1セットも、
タイヤそのものにかかる負担から来る危険や
タイヤメーカーの過剰競争が指摘されていたわけです。
前レース(だったっけ?)のライコネンの例もありますし……
でも、FIAとしても、F1人気の低下には
なんとか歯止めをかけたいと思っていたでしょうし、
何だかんだで変わり続けなければならない強迫観念もある気もします。
毎年のようにルールも変わってますし*3
ま、結局いくつもの失敗が重なって今回の一件に繋がったと思うんですがね。
もっとも、観戦者や視聴者からすればたまったものではないですが……*4

*1:さらに、その裏のきな臭さも

*2:この辺はda_silva氏の[id:da_silva:20050620#p1]とほとんど同意見です

*3:でも大抵は失敗しているような……(苦笑)

*4:でもマクロな視点から見ると、口では何だかんだいってても
歴史に残るであろうレースを見れてラッキー
とか思ってるんでしょう?素直になりなさい