Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

勝ち負けと全力

フットサルの練習のあと、友人数人が言っていたのだが、
「どんな状況でも全力を尽くし、必ず勝利を掴む。それが当然である」
ということを皆考えていると思っていたらしい。
そして彼らは言葉通りいつでも全力で、まったく加減を知らない。
それはそれで考え方としてはアリなのだが、
俺はまったく別の考え方をしている。
正直なところ、俺はまったく勝利にはこだわらない。
負けたって一向にかまわないと思っているくらいだ。
大切なのは、絶対に負けられない場面で勝つことであり、
それ以外は、どれだけ負けても問題など起こりえない。
それが俺の考え方である。
だけど、そんな俺でも練習時に悔しい思いをしないわけではない。
むしろ、悔しがる回数ではチーム一かもしれない。
俺が悔しがるのは、自分が自分のベストと思う動きを出来なかった時や、
練習の成果を自分自身のふがいなさが原因で出し切れない時である。
常に、自分自身の最高の動きを追求している。
だから、相手がこちらよりも一枚上手で、
全力を出しきって負けた時は以外にさばさばしている。
逆に、自分のミスで自分が負けると、
それは余りにも悔しいし、自分が情けなくなる。
そういった意味で、俺の敵は対戦相手ではなく、自分自身なのであり、
俺もまた負けず嫌いなのである。