Webスペースの無駄使いのその2

色でいうならば灰色

帰ってきた七不思議

こんにちは。取り急ぎ宣伝だけしに来ました。
新しくない小説ですが、更新を再開したので読んでもらいたなと思いまして。
カクヨム七不思議では多すぎる ですよ。
学校の七不思議が謎の学園でバトルロワイヤルをしており、
そこで殺されていた記憶喪失な主人公が自分探しをしながら七不思議にモテモテになる話です。


それでは、皆さん読んだりしてください。
完結したらもっとちゃんと宣伝します。

魔法の杖の作り方・感想

魔法の杖の作り方、という作品がある。
カクヨムで連載されていた作品で、作者はCATさん(@popncat
魔法の杖の作り方
内容を簡単に説明すると、
細工師見習いの職を失った少年が、魔法の杖に魅せられ、
様々な偶然からその杖を作った魔女の弟子となって自らも杖を作り始める、
という話である。
このあらすじからもわかるように、話自体はとてもゆったりとした、悪い言葉でいえば地味なものである。
特に杖を作っているだけの序盤はそうだ。
しかしその中に描かれるのは、ものを作ることの苦労と喜びである。
主人公である少年、ラストの一人称で描かれる杖ができるまで地味な作業を積み重ねていく。
それを師匠である『魔女』のアイーダが、彼の間違いを見抜き、道を示唆する。
曰く
ならば習わなかったか? わけもわからずに、なんとなく上手くいってしまう方が良くない。後から間違い始めても気がつかなくなる
何を目当てに作っても、そんな事は作るものの出来には関わらない。作ろうという気持ちが続くかどうかの方がよほど大事だ
……最初から楽な道を探し始めるのはただの横着だが、私の目から見てもお前は十分な努力をしている
こういった言葉で時に優しく、時に厳しく、しかし概ねぶっきらぼうな感じでラストを導くのである。
そしてラスト少年は地道に手順を覚え、やがて杖は一つの形になる。
それが誰かに認められる。その繰り返しである。
しかしその繰り返しこそが、物を作るという事の本質であり、それを実に丁寧に、かつ魅力的に書いているのがこの魔法の杖の作り方なのである。


一方、そんな物作りと同時に進行していくのが、魔法の普及によって変わりつつある世界、そして町である。
それがやがて意外な形でラストとアイーダに結びつき、大きな波乱と終局へとつながっていくことになる。
そのキーとなる人物がガーランド。魔法と魔法の杖を世界に普及させた人物であり、
魔女アイーダとも深い因縁を持つ人物でもある。
彼がどのように物語に関わってくるかはネタバレもあるので作品を読んでもらうとして、
彼が強く関わるようになると、作品内の空気も大きく変化し始める。
それは魔女についての物語である。
しかしそれと同時に、その根底に流れるのは作ったものに対する責任であるように思える。
アイーダの取った行動や、ガーランドとの決着の際のラストの言葉。
そしてラストが物語の最後に選んだ道。
そのどれもが、杖を作った者だからこそ取る行動のように思えるのだ。
杖を作り、杖が使われ、社会と関わり、世界を変える。
そしてそれは杖ほど劇的でなくても、どこにでも有り得る話である。
この魔法の杖の作り方という物語は、そういった当たり前だが気付かないことの詰まった作品なのである。
皆さんも一度読んでいただきたい。

とっくに14周年

皆様お世話になっております。
04大晦日に始まったこのブログも今年で14周年です(ここまでコピペ)
すっかり更新するのを忘れておりましたが、本年もこのブログをよろしくお願いいたします。
今年はもっと宣伝できる物を増やしたいですね……。増えますように。

異世界転移のプロ・プロダクトノート

こんばんは。あと一週間だしツイートをまとめることによってこちらでも宣伝を。
むこうでまとめると言ってから随分遅れましたが、
決して先週ツイートしたあとウダウダしていたらいつのまにか一週間すぎたのではないです。
宣伝を分散するこうどなせんりゃくなのだ。


そんなわけで現在カクヨムにてコンテスト参加中の異世界転移のプロ〜余所の世界の魔法で無双するヤツのお話です。
ネタバレはしますがもう別に隠しません。読みにいけ
異世界転移のプロ〜余所の世界の魔法で無双するヤツだ。
で、まずは元ネタについて。
これはもう散々ツイッターで言っていますが、
立てばラクロア座ればディケイド歩く姿はMtG(プレインズウォーカー)ですからね。
まずラクロアについて。
これは昔懐かしのSDガンダム騎士ガンダム物語の第一弾ラクロアの勇者のことです。
読んだ方は察してもらえると思いますが、
今回の異世界転移先の物語は、概ねラクロアの勇者です。
異世界から来た記憶喪失の異邦人が、三種の神器を揃えて竜を取り込んだもう一人の自分と戦う
ほらラクロアの勇者だ。
実際、主人公であるオリマ・ヒカルの本名であるところの折真光のは、
頑駄無真悪参のから来ています。
あとついでに三種の神器ラクロアの勇者の改変です。
炎の剣、力の盾、霞の鎧が霧雨の剣、氷河の盾、疾風の鎧と反対のような属性にして、
そこから各武具への付与をずらした感じですね。
で、それをぶち壊すというのが今回の話の肝であり、そういうことをする上でのベースとされたのが
そう、世界の破壊者ですね。
ディケイドのあの、他の世界の力を持ち込んで好き勝手する感じが凄くいいと思ったんですよ。
中盤で見られたクロックアップVSアクセルフォーム鬼VSモモタロスみたいなマッチアップ。
そして極めつけはシンケンジャーの世界。
あのやりたい放題感をなんとか書きたいなという想いでイフネ・ミチヤが生まれたわけです。
で、最後はその能力の表現。
これは異世界を渡り歩く異能というイメージで、
マジック:ザ・ギャザリングのプレインズウォーカーを持ってきたわけです。
ここでいうプレインズウォーカーはジェイスたちストーリー上の存在の方ではなく
マニュアル等に書かれているあなたはプレインズウォーカーだのほう。
カードを使って様々な世界の魔法を自由に使う。
ディケイドにも通じるこの概念で無双するわけです。
それが決まった際に、異世界転移のプロことイフネのキャラの方向も決まりましたね。
カードショップなんかにいる、ゲームが上手いウザい兄ちゃん
それを表現する手段として滅茶苦茶なルビとか、相手の話を聞かないとかそんな感じの肉付け。
元ネタ?カード屋で会ったり見たりした人々だよ。いい人も悪い人も。
そうした要素の悪魔合体をして生まれたのがこの異世界転移のプロというわけです。
これが俺の異世界無双だ!という感じなので、お時間がある方はぜひ読んでみてください。
コンテスト期間が今月中なので、その間に星などいただけるとさらに喜びますよ。

ダンケルク

そんなわけで観てきました、ダンケルク
一般的な戦争映画としてみるとドンパチとか丁々発止なやり取りが多いわけでもないんで、
そこまで派手さがあるわけではないんですが、中々に凄い映画でしたよ、これは。
以下ネタバレ的な

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